木材の種類
目次
こんにちは。千葉市稲毛区の三和住販株式会社です。今回は建築用木材の種類について書いていきます。
木材の種類:ヒノキ
ヒノキは水に強い特性があるので建築の土台や通し柱などの構造部分で使用する事が多いです。また、菌や虫にも強いので古くから家屋の木材として使用されてきました。
価格としては比較的高価な木材ですが伐採後から木材としての強度が上がってゆくので100年もつともいわれております。
また、似た特性を持つ木材に「ヒバ」があります。こちらはヒノキと同じく構造材に適しておりますが価格としては比較的安価です。
木材の種類:スギ
スギは柔らかい特性があるため構造部分よりも造作部分にて使用することが多い木材です。戦後積極的に植林された木ですので流通量が多く価格帯としては安い分類となっています。
木材の種類:ウォールナット
きめが細かくて適度な油分を含んでいるため磨けば美しい艶が出る木材です。その特徴から家具や楽器、床材に使われており、年月が経つにつれて風合いがよくなっていきます。
木材としては硬さがあり乾燥するにも手間が掛かるので高価な木材です。
木材の種類:パイン
パイン材は北米産の松の事を指します。木目は優しい雰囲気をもっているのと加工がしやすいため床材や家具、建具など様々な用途で使用されます。
基本的に、害虫対策がしっかりなされていると思いますがパイン材はシロアリがもっとも好んで食べる木材ですので防蟻処理は確実に必要になります。
木材の加工
次は木材の加工方法についてざっくりですが書いていきます。
まずは無垢材です。無垢材は一本の木から採取しつなぎ目のない木材を指します。無垢材は木そのものですので見た目もきれいです。また、接着剤を使用していないのでシックハウス対策にもなります。
無垢材のデメリットとしては価格が高くなってしまう点が挙げられます。また、汚れにはあまり強くないので床材として使用し食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合やキッチン周りで使用し油はねをしてしまった際には汚れが残ってしまう可能性もあります。ですが、時間が経てば経つほど木としての味が出てきますので経年劣化も一つの楽しみとなります。
続いて集成材です。こちらは一本ものを探すのが難しい木材や価格が高くなりすぎてしまう木材の間伐材を貼り合わせ加工した木材となっています。
近年は木材加工の技術も進歩しておりますので耐久性や寸法の安定性がかなり高くなってきておりますのでこちらの加工をする場合がほとんどです。
最後に
この記事を書いている令和3年5月現在ではウッドショックと呼ばれる木材不足ならびに価格の高騰が続いております。この状態がいつまで続くか収束の目途はたっておりません。ですが、この状態がいつまでも続く訳ではないと思います。
いずれウッドショックが収束し建築を行なったり、家具の新調をする際には、どのような材木が使われているか見てみると楽しみが増えると思います。
2021.05.08