建売住宅
目次
こんにちは。千葉市稲毛区の三和住販株式会社です。
家を建てる購入する際には大きく分けて2つの方式があります。一つが注文住宅、もう一つが建売住宅です。
今回は建売住宅のメリット、デメリットについて書いていきます。
始めにお断りしておきますが、今回書いているメリット、デメリットが全ての建売業者さんに当てはまる訳ではありませんのでご了承下さい。
建売住宅のデメリット
まずは、建売のデメリットについて書いていきます。
大幅な宅地造成を行って建売をしている場合のデメリットとしてまず周りと外観が変わらないといった点があります。
大抵の場合、建売を主に行っている業者さんは大きな土地を自身で造成したり、既に造成が終わっている土地を購入します。
例えば、購入した土地を造成し14区画の宅地になったとします。
その14区画を全て自社で建築を行うとなると、見た目に関して1軒1軒変わることはあまりありません。
また、内観についても間取や部屋の大きさに違いは出てくるもののそこまで大幅に変わることはありません。
これは、デザインや内観を標準化しておくことにより時間的にも早く多くの建築が可能になるからです。
大量生産を行えば建物を建てる際に掛かる費用は安くなります。そのため、デザインや内観についてはそこまで変化が出ないのです。
また、建売に関しては既に建築が完了している物件となりますので間取の変更はやりにくいです。
建物を建築する際は、一番最初に間取を決めてそれを基に建築確認申請を行います。建築確認を取得した建物の間取変更はかなり困難になっております。
建売の販売タイミングにもよりますが、まだ全然建物が建ち上がって無い場合でも間取の変更は難しいものとなっております。
ですが、まだ建ち上がっていない建物であればクロスの変更や外壁の変更については対応できる場合もあります。
こちらについては、標準の仕様内であれば問題なくできますが、標準の仕様より上のグレードであれば追加で費用が掛かる可能性もありますので購入の際にはキチンと説明を聞いた方がいいでしょう。。
あとは、注文住宅でも同じことが言えますが建売に関しても最初に出してある値段は「家と土地のみ」の値段になる点です。
基本的に掛かる登記費用等の諸経費については別途掛かりますし、カーテンレールやエアコン等は別途オプションといった形になります。
建売住宅のメリット
次に建売住宅のメリットを書いていきます。
建売住宅のメリットとしては、家庭の事情や子供の入学のタイミングに合わせて自宅の購入を検討されている場合、既に建築が完了している建売住宅であれば直ぐに購入ができる点です。
注文住宅を建てる場合どうしても打ち合わせの時間を捻出する必要があります。
ですが、建売の場合は打ち合わせに掛かる時間がほぼないので購入までのスピードはとてもスムーズです。
大きな土地を造成し建売を販売している場合、購入層が若くなりやすい傾向がありますので同じ学校に通う子供や同世代の親達が引っ越してきます。
これによりコミュニティが作りやすく住みやすい環境になりやすいと思います。
もちろん、古くからある分譲地に建てた建売を購入したからといって住みにくいかと言われればそうとは限りませんのでご了承下さい。
建売住宅の購入についてはローンの申込や手間も注文住宅に比べれば楽です。
注文住宅でローンを組む際は、土地の金額と建物の金額(請負契約)を結び決済に関しても別々で行う必要があります。そのため、金融機関に総額を提出する際は建物がどうしても見積段階での提出となってしまう場合が多いです。そうなってしまうと、状況によっては申請していた金額では足りなくなってしまう場合もあります。万が一金融機関へ申請している金額では足りなくなってしまった場合は買主が自費を出すかプランや追加工事代金を見直すことになります。
ですが、建売の場合は最初から土地と建物を合わせた金額で決済を行います。オプションを追加した場合も金額が定まっておりますのでローンを組む際に決まった金額で申請が出来ます。これにより買主の自費負担をする必要が無くなります。
またローンを組む際の書類や金融機関との打ち合わせ回数も少なくなります。
建売住宅の場合は、生活インフラ(上下水道、電気、ガス)が既に引き込まれている事も一つのメリットです。
建物を建てる際に地盤調査を実施しておりますので地盤が緩い場合でも既に改良を行っております。
注文住宅の場合は、土地の契約が終わって建物のプランが完成してから地盤調査を行う都合上予想外の出費が発生する可能性があります。ずっと井戸水をやプロパンガス、浄化槽を使っていた土地の場合で公共の水道や下水、都市ガスを使いたい場合は別途で費用が掛かる可能性もあります。先ほども書きましたら建売の場合は基本的に全てが完了してから建築を行いますのでそこに掛かる別途費用については心配がありません。
但し、生活インフラについては本管という道路内に埋設されている太い管が前面道路に入っていない場合は引込に多大な費用が掛かります。その場合は、建売でも井戸水やプロパンガスを使う場合もありますので購入前に不動産屋さんへ確認しましょう。
最後に
今回は建売住宅のメリットとデメリットを書いていきました。
建売を購入するにしろ、注文住宅を購入するにしろ費用面や立地環境等、様々な要因が購入する基準にあたると思います。
建売は直ぐに入居できる場合が多いですが、自身の環境や金銭状況を含めどちらにするか再度考察し購入にあたって頂ければと思います。
2020.04.03