ネット銀行と住宅ローン
目次
こんにちは。千葉市稲毛区の三和住販株式会社です。今回はネット銀行と住宅ローンについて書いていきます。
ネット銀行とは
ネット銀行とは、実店舗を持たずにネットでの取引を専業にしている銀行を指します。
地銀やメガバンク等、実店舗を持つ銀行もインターネットバンキングのサービスは提供していますが、今回は実店舗を持たない銀行のみを取り上げます。
ネットのみで金融サービスを提供している銀行は楽天銀行やauじぶん銀行、住信SBIネット銀行などがあります。
ネット銀行で行えることとして現金の預け入れや引き出しを行うことが出来ます。先ほど書いたように実店舗を持たないネット銀行では専用のATMはありません。そのため、他の銀行やコンビニなどで預け入れや引き出しを行うことになります。
手数料については、一定の条件を満たしている場合には無料や月に無料で利用できる回数制限があるなどネット銀行によってサービスの内容が変わります。
次に振込です。振込については、手元のパソコンやスマートフォンからいつでも手続きを行うことが出来ます。
それ以外にも、残高照会や取引明細の確認についてもネット上で確認するようになります。
このように、実店舗と変わらないサービスをネット銀行上でも受けることができます。
ネット銀行のメリット・デメリット
ネット銀行のメリットとしては、振込手数料が安い点が挙げられます。地銀やメガバンクの場合、同じ銀行で大体550円。別の銀行では大体880円となります。
ネット銀行については、振込回数や振込金額により無料になる場合があります。手数料が掛かったとしても200円から300円くらいが相場になるようです。
また、先ほども記載したようにパソコンやスマートフォンがあれば、銀行が混んでいる際にATMや窓口に並ばず振込などの手続きをすることができます。また、着金についても実店舗より早い傾向があります。
デメリットとしては、ログインするためのパスワードの流失などのセキュリティ上の問題があります。
現在、サービスを展開しているネット銀行に直接クラッキングを行い、情報を流出することは困難ですが、利用している個人のPCやスマホから情報が流失してしまう可能性については否めません。また、ログインパスワードについても銀行で利用する暗証番号と違い長く特殊にする場合が多いので場合によってはパスワードを忘れてしまうかもしれません。そうなると再発行までの期間利用が出来なくなってしまうので注意が必要です。
また、ネットワーク障害が起きた場合には、銀行が使えなくなってしまいます。障害については早急に修正するケースがほとんどですが留意する必要があります。
ネット銀行と住宅ローン
現在、ネット上でサービスを提供している銀行は住宅ローンの貸出も行っています。
ネット銀行で住宅ローンを借り入れるメリットとしては、変動金利が低い点が挙げられます。千葉の地銀では、変動金利は0.6%から1.0%くらいになる場合が多いです。ネット銀行の場合は0.4%から0.55%くらいが平均的です。このように金利面で大きなメリットがあります。(社会情勢により変動する場合もあります。)
また、返済に対する繰り上げ手数料が無料になる場合などの諸費用面でもメリットがあります。
それ以外にも借入を行うネット銀行をメインバンクにすることによりポイントが貯まる場合などがあるので借入を行う際に実施しているキャンペーンについても、確認をおすすめします。
ネット銀行で住宅ローンを借りるデメリットとしては、審査が厳しい場合がある点です。
実店舗がある銀行については、最低金利に年収などの情報を踏まえた上で金利を上乗せし貸出を行います。
ネット銀行については、決まった金利で貸せるか貸せないかといった側面が強いので融資を受けられない場合があります。
また、対人でのサポートが無い場合もあり、必要書類に対する質問や決済の日時を決める内容などについてはメールでのやり取りが基本となりますので、自身でやることが多くなるのもデメリットの一つです。
最後に
どちらの銀行を利用するかについて、最終的にはお客様自身で決める事となります。
選ぶ際のポイントとしては、金利だけで考えないことかと思われます。低金利についてはとても魅力的ではありますが、借入を行うための手間や時間を考えると実店舗の方がいい場合もあります。
自身で手続きを行い、不動産会社への連絡することも億劫でなければネット銀行をお勧めできますが、そのようなことが苦手な方には実店舗をおすすめします。
2022.02.24