コラム

物件購入後の支出について

 

こんにちは。千葉市稲毛区の三和住販株式会社です。

今回は物件購入後の支出について書いていきます。

物件を購入する際には土地の代金や建物の費用、それに加えて登記費用等の様々な諸費用が掛かってきます。
詳細については以前書いたコラムに書いておりますので是非そちらもご一読頂ければと思います。

早速いきましょう。


月々の支払


物件購入後に掛かる費用は何点かあります。
建物を建てた場合は電気・ガス・水道の料金が掛かります。この費用については生活をしていく中で必ず支払う料金です。

それに併せて今であればインターネットの月々の支払いや固定電話をお持ちの方はその料金、携帯電話の料金など様々な費用を支払う事となります。

 

さて、こんな当たり前のことをなぜわざわざ書くのかと疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
理由は意外と見落としてしまうからです。

土地や家を購入するのは今日までで一番大きな買い物になると思います。そうすると土地の価格や建築費、登記料等その他諸経費に気がいってしまい月々の支払についてはすっかり忘れてしまう可能性があります。


賃貸との比較


土地や建物を買う際には金融機関にて住宅ローンを組むと思います。
例えば、土地と建物を購入し月々の返済が9万円になるとしましょう。
現状借りている賃貸物件の家賃が共益費や駐車場代も込みで10万円とします。

 

もちろん自分で家を作れば共益費は掛かりませんし、車も現状お持ちの台数で駐車場を設計していれば駐車場代も掛かりません。

ここだけを見てみると月々の家賃より支払う金額については少なくなるように見えます。
確かに住居に掛かる月々の支払は安くなるか変わらない可能性があります。ですが、最初に書いた電気代やガス代・上下水道代は今より上がる場合が多いです。


住宅のインフラについて


まずインフラとは電気、水道、ガス等生活の基盤となる設備の総称です。

 

その中の一つである電気代金については基本的に上がることが多いです。

賃貸住宅と一般住宅ではアンペア数(簡単にいってしまえば電気を使える大きさ)が変わってくるため電気代の基本料金が上がります。

それに加え、部屋数の増加によりエアコンの設置箇所が増えれたり、照明の数も増えていきます。その分今に比べ電気代は上がってしまう可能性が高いです。
また、床暖房を設置し床暖房が電気式だった場合、日々の使用頻度にもよりますが電気代は上がってしまいます。

 

ガスについては現状がプロパンガスで都市ガスに変われば安くなることもあります。
しかし、気に入った物件の前面道路にガスの本管通っておらずプロパンガスを使用する場合はガス料金も上がります。
先ほど記載した床暖房がガス式だったりガスストーブを使えるようにしていたらさらにプラスされます。
それに加えて、お風呂に追い炊き機能がついていた場合等もガス代金が上がる可能性はあります。

 

建物をオール電化にした場合はガス代金がそもそも掛かりません。
電気代はいくらか上がるかもしれませんが、蓄電等を上手く使えば安くなる可能性もあります。

 

上下水道代については状況によりますが今の設備は節水対応の場合が多いので横ばいになる事も多いと思います。
今のお風呂より大きい場合などは水道代は上がる可能性があります。


インターネットや税金、家具について


インターネット料金については、現状アパートタイプで契約をしていた場合ですと戸建てタイプへ契約が変更になるためこちらも基本料金が上がる可能性があります。

 

また、賃貸住宅を借りている場合には掛からなかった固定資産税が毎年掛かります。
固定資産税は建物や土地の評価によって変わってきますが大体25万円くらいが年額で掛かってきます。
これを月々で考えると2万円くらいです。

 

上記の金額に合わせて家電製品や家具についても別途でお金が掛かります。
賃貸から引渡しをした場合、部屋数が多くなることが多いのでエアコン本体と設置費用が掛かります。それ以外にもカーテンや新しい家具についてもお金が掛かる場合があります。

家具や家電製品については月々掛かる金額ではありませんが家を購入する際の住宅ローンの金額と合わせて検討しておく必要があります。


最後に


このように書いてしまうと折角住宅を購入しようとしているのに暗い気持ちになってしまうかもしれません。
しかし、このような金額がある事を知っておくのと知らないのでは購入後のライフプランが一気に変わる可能性があります。

折角のマイホーム購入です。建てた後に思っていたような生活が出来なければ建てた後に後悔してしまうかもしれません。

 

電気代やガス代、家具の金額等が購入段階から細かくわかることは稀です。
ですが、住宅購入の際には大まかでもこれくらい別途に掛かる可能性がある事を検討しておいたほうがいいと思います。

これから新築を購入される方は頭の隅にでも置いて頂けると幸いです。
何かご不明点がございましたら是非、三和住販へお気軽にお問い合わせください。

2020.02.06